剣道の強さを引き出す4つのポイント – 成長スピードを最大限に高める方法

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剣道の強さを引き出す4つのポイント - 成長スピードを最大限に高める方法

こんにちは、世界中で剣道を広めることを目指している剣道家、梶谷彪雅です!

剣道の魅力をYouTubeで発信したり、講演会を開いたり、指導にも力を入れています。

今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#剣道世界普及を目指す梶谷彪雅の雑談ラジオ」で2023年1月5日にお話しした内容から、編集して紹介させていただきます。

(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)

今回は、『強くなりたくない人の行動4選』というテーマでお話したいと思います。

強くなるための心構え、効果的な練習方法、感謝の大切さを学ぶことについての内容です。

剣道を始めたばかりの初心者の方、中級者以上でさらなる成長を目指す選手、指導者やコーチとして他者を育てたい方に読んでもらいたいお話です。

強くない人から話を聞くことの注意点

剣道の世界でも、「強くなりたくない人」の行動パターンは存在します。
その一つが、「強くない人からアドバイスを受ける」という行動です。
たとえば、イチロー選手からアドバイスを受けるのと、草野球を楽しむ一般人からアドバイスを受けるのでは、どちらが良いかを考えると、間違いなくイチロー選手からのアドバイスの方が有益だと思います。

とはいえ、これは一概に「強くない人からアドバイスを受けてはいけない」という意味ではありません。
例えば、自身がまだ上手くできない選手から、その選手が自分を勝つためにどのように戦っているのかを学ぶのは大切です。
しかし、自己成長の観点から言えば、より高度な知識と技術を持つ選手や指導者から教えを受ける方が効率的だと言えます。

ですから、強くない人からアドバイスを受けること自体が問題なのではなく、誰のアドバイスを受けるべきかを見極める能力が重要なのです。
自分が上手くなりたいと思うなら、その人のアドバイスが自分の成長に寄与するかどうかを考え、自分より実力が上の人から積極的にアドバイスを求めるべきです。
これは私自身も実践してきたことで、中学生であっても、高校生であっても、自分よりも技術的に優れた選手からアドバイスをもらうようにしていました。

リスクを取らない選手の成長の妨げ

強くなりたくない人のもう一つの典型的な行動は、「リスクを取らない」ことです。
「剣道の練習でリスクを取らない」という行動は、成長の妨げになります。

たとえば、負けたくないから技を出さない選手。
これは、強くなりたくない選手の行動パターンに分類できます。
なぜなら、「勝ちたい」と思うならば、技を出さなければ一本にならないという理解が必要です。
リスクを取らない選手、つまり面を打てない選手は、面を打つ確率を自ら下げてしまっているのです。
面を打つからこそ、面に上がる可能性がある。
小手を打つからこそ、小手に上がる可能性がある。
何も打たなければ、その分、打たれるリスクを背負っているだけということになります。

そのため、指導者としては「技を出せ」、「打て」と声かけをしますが、ここで考えるべきはその根本です。
「なぜ選手は技を出さないのか」という問いを投げかけるべきなのです。
それは日頃の技の練習が足りていないからか、打っていく自信がないからか、試合稽古をしていないから負けるのが嫌なのか。
いずれにしても、それぞれに適切な解決策を見つけることが大切です。

例えば、技が打てないのであれば、技の練習をすべきです。
負けるのが怖いのであれば、どんなに負けても問題ない状況を作って、技を出す環境を整えてあげるべきです。

つまり、試合になる前に、負けることを恐れずに技を出し続ける機会を作ることが大切です。
そこで負けたとしても、全国大会に影響するわけではありませんから、リスクを取って技を出すことによる負けの経験を積むことが大切です。

その結果、自身が打つとリスクが高くなる瞬間や、リスクが低い瞬間で技を出す考え方が身につくはずです。
これこそが、剣道で大切な思考法だと私は考えています。

リスクを恐れず技を出す環境づくり

剣道の指導者として、選手が自信を持って技を出せる環境を整えることが一番重要です。
そのためには、まず選手個々の技術の習得が不可欠です。
練習では、一つひとつの技を丁寧に教え、選手自身が自信を持てるようにすることが大切です。
そして、技術の習得だけでなく、心理面のサポートも忘れてはなりません。
試合に負けてしまったからと言って落胆するのではなく、負けた原因を分析し、次に活かす方法を一緒に考えることが重要です。
また、選手が自由に技を出すことができる練習環境を作ることも大事な一つです。
試合状況を模擬した稽古を取り入れ、選手がリスクを取ってでも技を出せるような場を提供することで、選手の技術と自信は向上し、試合でのパフォーマンスも上がります。

不必要な情報に気を取られることのデメリット

三つ目のポイントとしては、必要以外の情報を取りに行ってしまうことです。
これについては、以前にも触れたことがありますが、剣道の練習が3時間から3時間半と決まっている中で、その時間だけ剣道に集中して考えている人と、朝早く起きてから剣道のことを考え、練習が終わった後も剣道のことを続けて考える人とを比べてみましょう。

前者は練習時間だけ剣道を考えている人、後者は日中、授業中、寝る前まで剣道のことを考えている人です。
試合の当日と同じ時間に試合があると想定し、試合で動けないとなれば寝ないようにしています。
これら二つのタイプの人を比べると、後者の方が圧倒的に成長すると考えられます。

剣道に集中し、効果的な情報収集の方法

これは、会社や社会人としての視点からも同じことが言えます。
一日のうち8時間から9時間、会社のことを考えて仕事をしていますが、その後も飲み会などで会社のことを話す人と、仕事が終われば自分の時間を過ごす人、この二つを比べると、会社のことを考え続ける人の方が成長すると思います。

それは、その人が会社を愛しているからです。
同様に、剣道を愛してそれだけ考えている人は、成長スピードが上がると思います。
私が尊敬する剣道家、九学はまさにこのタイプの人です。
彼は常に剣道のことを考え、練習しています。
私自身もそうでしたし、他の人も同じだと思います。

感謝の心を持つことの重要性

最後に、なかなか難しいことをお話しますが、それは感謝の心を持つことです。「強くなりたくない人」に共通する特徴として、「感謝をしない」ということが挙げられます。

成長スピードと感謝の関係

例えば、あなたが強くなりたいと思っている人に対して「全く何だアイツみたいなクソ野郎」と思っていると、その人に「教えて」と求めたとしても、その感情が伝わってしまい、素直に教えてくれることはありません。

一方で、「先輩いつも稽古してくれてありがとうございます」や「先生いつも教えてくれてありがとうございます」と言える選手は、「先生教えてください」と頼んだ時に、素直に教えてくれます。

つまり、感謝の心を持つことで他人からの支援が得やすくなり、それが成長速度に直結するのです。

日常生活で感謝を意識する方法

また、日頃から感謝の心を持つことが大切です。
一度だけやろうと思っても、それはなかなか難しいです。
日頃から感謝の心を持つことを意識し、それを行動に移すことが重要です。

私の中学時代、九学とはライバル校でした。
そのため、九学の先生とすれ違うこともありましたが、私はしっかりと挨拶をしていました。
その結果、その後の人生において九学に繋がるきっかけをつかむことができました。

だからこそ、日々の行動に感謝の心を持つことは、様々な場所で大切な結果を生むと思います。
それを意識して行動することが、皆さんの剣道生活において非常に重要になるでしょう。

まとめ:強くなるために心構えを見直し、効果的な練習方法を実践し、感謝の心を持つ

強くなるためには、まず既に強い人の話を聞くことが重要です。
強くない人の話を聞いても、成長スピードはそこまで早くなりません。

次に、リスクを恐れずに取り組むことが必要です。
リスクを避けて安全な場所にとどまっているだけでは、強くはなれません。

また、情報を収集する際には、必要なものだけを選び、無駄なものは避けることが大切です。
不必要な情報を取りに行くことは、成長スピードを遅くしてしまいます。

最後に、感謝の心を忘れずに持つことが大切です。
感謝を忘れると、成長スピードが遅くなり、最終的には自分自身にも良い影響をもたらさないでしょう。

以上4点を頭の片隅にでも置いていただいて、今後の剣道生活に役立ててほしいと思います。

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また、講演会などを通じて、地域の剣道活動や支援にも取り組んでいます。

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これからも、より良い配信を行えるように頑張りますので、引き続き応援していただけると嬉しいです。

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