剣道上達!梶谷彪雅 公式サイト

剣道の地稽古で効果的な練習法とコミュニケーションの重要性

Facebook
Twitter
LinkedIn
剣道の地稽古で効果的な練習法とコミュニケーションの重要性

こんにちは、世界中で剣道を広めることを目指している剣道家、梶谷彪雅です!

剣道の魅力をYouTubeで発信したり、講演会を開いたり、指導にも力を入れています。

今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#剣道世界普及を目指す梶谷彪雅の雑談ラジオ」で2023年1月4日にお話しした内容から、編集して紹介させていただきます。

(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)

今回は、『地稽古の時どうやっていますか?』というテーマでお話したいと思います。

地稽古の効果的な方法、コミュニケーションの重要性、試合感覚を身につけるための練習方法についての内容です。

剣道を練習している中学生・高校生、剣道のチーム作りを考えている指導者、剣道の技術向上を目指す一般の剣道家の方に読んでもらいたいお話です。

地稽古方法と効果

さて、今回は地稽古方法についてお話しします。
皆さんはどのような形で地稽古を行っていますか?
二人一組で行う方法や、先生が立って指導する方法など、さまざまなやり方があると思います。
私が中学時代には、地稽古がほとんどなかったにもかかわらず、全国優勝することができました。
その要因として、相掛かりからの一本勝負や練習試合が非常に多かったことが挙げられます。
これにより、試合感覚を身に付けることができました。
また、回り稽古という形式もありますが、私は個人的にはあまりおすすめしません。
というのも、話し合うことが非常に大事だと考えているからです。

コミュニケーションの重要性

稽古後に質問をさせることで、質問する癖をつけることが大切だと思います。
例えば、「どこが悪かったか?」といった質問をすることで、相手がどのように見えたかなどの情報を得ることができます。
また、自分の課題点を見つけることができれば、回り稽古でも問題ありません。
しかし、特に小学生や中学生、高校生には、思考法の部分を学ばせるために、しっかりと話し合わせることが大事だと考えています。
回り稽古では、2分間や3分間の短い時間で稽古を行うことが多いため、意識して取り組むことが難しいことがあります。
しかし、意識を持って稽古に励むことが非常に大事だと思います。

練習試合と試合感覚

例えば、小手打ちを練習しようと思って、小手だけを打っていたとき、「今日どうだった?」と聞いてみると、「小手打ちが多かったですね」と言われたら、心の中で「そうだったんだ、うんうん、僕小手の練習してたからね」と思うかもしれません。
しかし、「じゃあ何でお前、小手返し面打てなかったの?」と質問されたら、そこで初めて自分の弱点未熟さに気付くことができます。
相手が「あ、ちょっと小手返し面とか応じ技が狙えなくて」と言えば、それを練習するきっかけになりますし、「もう少し練習した方がいいんじゃない?」とアドバイスすることもできます。
そういったコミュニケーションが試合感覚を磨く上で重要になってくると思います。

次に、それがレベルアップしていくと、読み合いの練習になってきます。
例えば、「今日先輩手元あげてたじゃないですか」と言われたら、「だからそれに対して、あえて小手を狙ってたんだよ」と答えることができます。
「逆に手元上がってたじゃないですか」と言われたら、「手元上がってたんで、面で相手の手元をあげさせるってことをさらに意識させておいて、面小手を打ったんだよね」と説明できます。
そして、さらに上のレベルになると、「先輩小手返し面を打ってきましたよね?」「あれわざと上げてたんですか?」というような読み合いの深さが生まれてきます。
次に、手元が上がった時に面打って、「もしかしたらこの先輩、小手を予測しておいて、小手返し面来る可能性があるから、回して面打ってみようかな」と考えます。
そして、その時に、回して面打った時に、今度は避けてたのにまっすぐ面が来たとき、「この前面打った時に小手が来たから小手返し面を打ったけど、回して面打つと思ったからストレート面を打ったよ」というような感じで、読み合いの駆け引きが進んでいきます。
さらに後輩が、回して面じゃなくて、回して胴や小手胴を打てるようになったら、後輩の読みが勝ったという状況が生まれます。
こういった高度な読み合いの練習は、言葉だけで聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際に日々の稽古でやってみると、少しずつ理解できるようになってきます。

私も高校一年生で入学した時は、こんなこと全く分かりませんでした。
しかし、毎日の稽古と先輩たちからのアドバイスを通じて、徐々に理解できるようになりました。
チーム作りをしている方には、そういった質問力を高めるコミュニケーションを大切にすることが、地稽古の方法として重要だと思います。
剣道は、スピード勝負だけでは限界が来てしまうので、全ての技を練習し、予測しながら技を打つことが求められます。
そこを高めていくことで、剣道の技術向上が可能になると思います。

まとめ:地稽古で効果的な練習を行い、コミュニケーションを通じて技術向上を目指す

地稽古では、練習試合を通じて実践的な技術を身につけることができます。
練習試合が多い環境では、試合感覚を養うことができます。
しかし、ただ試合を繰り返すだけでなく、相手との読み合いも大切にして練習を進めましょう。

試合感覚を身につけるためには、自分の技を振り返り、どのような状況でどの技を打ったかを分析することが重要です。
また、先輩や指導者からのアドバイスを積極的に聞くことも大切です。

読み合いの練習では、相手の技を予測し、それに対してどのような技を打つかを考えることが求められます。
高度な読み合いの駆け引きを行うことで、自分の技術向上を目指しましょう。

剣道では、全ての技を練習し、予測しながら技を打つことが求められます。チーム作りをしている方には、質問力を高めるコミュニケーションを大切にすることが重要です。
地稽古で効果的な練習を行い、コミュニケーションを通じて技術向上を目指すことが、剣道の上達への道です。

梶谷へのご支援をお願いします!

私は剣道の魅力を広めるためにYouTube活動を行っています。

また、講演会などを通じて、地域の剣道活動や支援にも取り組んでいます。

このような活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をお願いします

是非、Voicyのスポンサーとなり、一緒に剣道を盛り上げて頂きたいと思います。

これからも、より良い配信を行えるように頑張りますので、引き続き応援していただけると嬉しいです。

ありがとうございました!

Facebook
Twitter
LinkedIn

NEWS

最新ニュースやイベント情報を紹介します

梶谷彪雅のクラウドファンディングのご支援お願いします!

梶谷彪雅が世界を舞台に剣道文化を広めます!皆様のご支援により、イギリスやアメリカ、韓国等で剣道の講演会を開催し、世界剣道普及を加速します!

世界で剣道を広めるプロジェクトをご支援ください!

イギリスでの講演会開催資金(2023年5月渡航予定)の他、アメリカ、韓国をはじめとした世界での講演会活動資金として活用させていただきます。
クラウドファンディング情報はこちら

梶谷彪雅からのクラウドファンディングのご説明

動画再生

オリジナル竹刀

西日本武道具と開発
右手小判オリジナル竹刀「彪雅」

上部へスクロール