【完全版】小手打ちの基本・応用技・練習方法を完全網羅-勝つ練習法とコツ紹介

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こんにちは、世界中で剣道を広めることを目指している剣道家、梶谷彪雅です!

剣道の魅力をYouTubeで発信したり、講演会を開いたり、指導にも力を入れています。

今回の記事は、
「剣道の試合で使える『小手打ち』を徹底解説!基本から応用、出鼻小手のコツ、後打ちを防ぐ捌き方まで、技を磨く練習法も紹介しています。」

『小手打ちの全ての悩みを解決する完全版』です。

剣道の小手打ちの技術を向上させたいと考えている初心者から上級者の剣道家に読んでもらいたいお話です。

打ち方だけでなく、「打った後の捌き方」や上達するための「打たせ方」などかなり詳しくまとめているので確認してみてください!

剣道の基本を極める!「小手打ち」の全てを徹底解説

剣道の試合で最も多用される技の一つが「小手打ち」です。この技を習得し、極めることで、他の技の幅が広がるだけでなく、試合での勝率も飛躍的に向上します。この記事では、小手打ちを完全攻略するために以下のポイントを網羅しています。
  • 小手打ちとは?基本技の重要性
  • 小手打ちの基本と練習のコツ5選
  • 小手打ちの種類と技術(初級編〜応用編)
  • 出鼻小手のコツと応用
  • 試合を想定した練習法と実践的な打ち方
  • 後打ちを防ぐ捌き方

初心者から上級者まで参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

小手打ちとは?剣道の基本技としての重要性

小手打ちは、構えた状態で最も近い打突部位です。そのため、相手よりも速く正確に打つことで一本を取れる可能性が高まります。また、小手打ちを熟知することで、以下のメリットを得ることができます。

  • 他の技(面、胴、突き)への応用が効きやすくなる
  • 相手の技に対応する守りが強化される
  • 試合における戦術の幅が広がり、心理的優位を取れる

剣道における「小手打ちの基本」を習得することは、試合での勝敗を分ける大切な要素となります。

小手打ちの基本と練習のコツ5選

小手打ちを上達させるための基本的なポイントを5つにまとめました。この「小手打ちのコツ」を意識するだけで、技術の精度が飛躍的に向上します。

小手打ち

1. 小さく・強く・速く

  • 小さく打つ:打突を小さくすることで相手に気付かれにくくなり、体感速度が向上します。
  • 強く打つ:「小手打ちの一本」を取るためには打突力が重要です。
  • 速く打つ:体全体の推進力を活用することでスピードが向上します。

もう少しこ細く解説していきます。

【小さく打つ意識】

基本的に試合で使う小手打ちは相手にバレないように、小さく打突します。
レベルが高くなるにつれ、大きくフェイントをすると逆にそこが隙になる可能性も出てきます。

フェイントを織り交ぜて打突する時も、隙ができないように「入り際」を小さくしましょう。

フェイントを使わない小手打ちは小さく打つことで体感速度が速く感じるため、小手打ちを警戒させることができます。

相手に小手打ちを警戒させることで、小手打ちの軌道から面技へと繋げるとができます。

【強く打つ意識】

「強く」とは打突力の事です。
小さく打つとはいえ、打突力が弱くなると一本になりません。

一本にする為には打突力の強さも高めましょう。
力いっぱい打つのではなく、「手の内」を使って小手の打突音をしっかり出すようにします。
打突音が大きければ、小手打ちが速くて見えない場合にも、審判へのアピールに繋がり1本にできます。

打突力が強くなることで、技のキレも向上します。
その理由は竹刀の反発スピードが速くなる為です。

反発スピードが速くなると、小手を打った後に相手から竹刀で巻き込まれるリスクが低減します。
どれだけ打突部位に当たっていても、相手に竹刀で巻き込まれてしまうと、1本にならないケースがあります。

また巻き込まれた後に後うち(小手返し面)を打たれて、相手の1本になることもあるので打突力は必須条件です。

打突力、上半身の強化方法などは下記の記事でまとめているので確認してみてください!

【楽しむ剣道入門】素振りで剣道上達の極意を徹底解説!

【速く打つ意識】

「速く」とは打突のスピードは勿論の事、「体捌き」や「足捌き」も速くする必要があります。
竹刀のスピード(手打ち)で打突しても、全体のスピードは向上しません。

体を前に移動する「推進力」「体捌き」や「足捌き」を速くする為には下半身のトレーニングが必要です。

下半身の重要性やトレーニング方法についてこちらの記事を参考にしてみてください。

剣道 コロナウイルスで差をつける!【自宅トレーニング方法・影響】

剣道で優先強化すべきは『下半身・上半身』どちらか⁉︎

梶谷流:下半身強化を即実践するならHIITトレーニング

【上級編】下半身強化を即実践するならHIITトレーニング

2. 踏み込みの強さ:踏み込みで1本にする!

踏み込みの音やキレは、審判の判定に影響を与える重要な要素です。

打突力が強いが、「踏み込み」が弱いと一本になりにくいです。
逆に打突力が多少弱くても、「踏み込み」が強い選手は、審判の旗が上がりやすくなります。

その理由は二つあります。

1つ目:「キレ」が良く見える
2つ目:審判の判定材料に「音」が含まれている

竹刀のスピードが速く、打倒部位を捉えているか見えない場合もあります。
その場合、「音」も審判の判断材料になります。
竹刀のツバに当たっていたら「カシャン」と音がして一本になりませんが、腕に当たった場合は一本になる場合もあると思います。

つまり、「キレ」と「音」のアピールができれば、打突部位に当たってなくても1本になる可能性が高まるということです。
「キレ」と「音」のアピールをする為に、強い踏み込み練習をしましょう。

強く踏み込むと、硬い床で練習をしていると、踵を痛める場合があります。その場合は、踵サポーターで早めに対処しないと練習が出来なくなります。

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【裏技】意外と知らない「〇〇足踏みこみ」方法!

剣道は左足で蹴って、右足で踏み込む、という動作が一般的です。
しかし、技によっては両足で踏み込むことも行います。

小手打ちは両足で踏み込むことによって、打突力の向上だけでなく、移動スピードも速くすることができます。

言葉で「両足で踏み込む」と聞いてもイメージしにくいと思います。実際に右足と同様に強く踏み込むのではなく、少しだけ左足で踏み込むイメージで打突します。

下記の動画で両足踏み込みについても触れているので、小手打ちの基本を知りたい方は確認してみてください。

両足踏み込みで、なぜ強い打突と移動スピードが向上するのかと言いますと、この後の説明でも紹介する「重心移動」に繋がるからです。

3.重心移動と打突のタイミングを合わせる

【速く打つ意識】の部分でも軽く説明しましたが、手だけで打突しないように注意しましょう。
他にも、頭から突っ込んだり、体がそった状態で打突をすると、竹刀に力が伝わりません。

常に「体幹」と「軸」を意識して、左足で蹴った時に、軸がどこにあるのかを把握します。
「重心(軸)」が移動するのと同時に打突ができれば、無理に力を使わずに力強い打突が可能です。
これは小手打ちだけに限らず、他の技にも応用できるので「重心移動」の練習は必須です。

打突の力を効率的に伝えるためには、重心移動と打突のタイミングを一致させることが大切です。

重心については下記の記事や文字が苦手な人はVoicy(ラジオ)で聴いてみてください。

4. 打突後の捌き

後打ちを防ぐためには、打突後に素早く捌き、基本の構えに戻ることを意識してください。

下記の動画および、続きの文章から確認してください。

小手を打った後の捌き方(後打ちを打たれない方法)

小手を打った後の捌き方について詳しく解説していきます。

基本の小手打ちは、打突後にまっすぐ相手に体当たりします。
しかし試合では、まっすぐ体当たりする前に、小手返し面などの「後打ち」を打たれます。

相手から「後うち」を打たれるのが嫌で相手の右側(自分から見て左側)に捌く人がいますが、潜ったような形になり、面を乗られる可能性があります。
潜って面に乗られる可能性を避けるために、九州学院の選手はみんな右側に捌いているのが動画でも確認できるかと思います。

あくまで基本の小手打ちは、打突後にまっすぐ相手に体当たりします。
九州学院の小手打ちは右に捌きますが、右に捌いたままだと、審判から見て逃げながら打っているように見えます。

相手の後打ちの竹刀を確認して体勢を戻す練習をしましょう。
捌いたあとは、基本の真っ直ぐの状態に戻ることが大前提です。

小手打ち

小手打ちの足捌き

小手打ちの足捌きについて解説します。
小手打ちの足の使い方は2種類あります。

1つ目:相手を居つかせた所を狙う小手打ち
2つ目:出鼻小手の打ち方

1つ目:「相手を居つかせた所を狙う小手打ち」
相手を居つかせる為には、相手が動けないほどのプレッシャー『攻め』を使う方法があります。
攻め合いや、間合いの攻防の中で我慢をしたり、攻められた時に攻め返しをすることで、相手が硬直したり、びっくりすることで手元に隙ができます。

相手が居つくということは、その場から相手はほとんど動かないということなので、その分自分自身が前に出て小手打ちを狙う必要があります。
右足を前に出せば出すほど、左足が残りやすくなるので、引きつけを速くするために、遠間から無理に飛んで打突をしないようにしましょう。

2つ目:「出鼻小手の打ち方」
「右足を前に出す」「前に跳ぶ」という考えは捨ててください。
イメージは「その場」で打つという感覚で打突します。

出鼻小手では、相手が面に来るという前提で小手を狙います。
前に飛ぶと相手との間合いが近くなり、面を打たれるリスクが高まるので危険です。
間合いに入りすぎると、同じく面を打たれるリスクがあるので、間合いにも注意しましょう。「入りを小さく」することで、隙を減らすことができます。

また、「自分が打てる間合い」は「相手も打てる間合い」です。
自分が打てる間合いに「入ってる時間」が長くならないように注意いましょう。

打った後の捌き方

ここまでは、打ち方について詳しく解説してきましたが、打った後の足捌きは2種類あります。

1つ目:踏み込んだ後に、もう一度右足を出すパターン
2つ目:踏み込んだ後に、体の捌きの反動を利用して左足を引きつけるパターン

この2種類については、先ほどの捌き方の動画を確認した方がより具体的でわかりやすいと思います。

ただ、挑戦してみて「難しいな。」と感じた方や「合ってるのかな?」と疑問に感じた方は、梶谷彪雅に直接質問ができる『上位メンバーシップ』を活用してみてください!

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小手打ちの種類と技術(初級編〜応用編)

まず初めに、初級編である小手打ち4種類について解説させていただきます!

【初級編】4種類の小手打ち

  • 大きく小手打ち:重心移動や手の内の練習に最適。
  • 小さく小手打ち(上から):相手の竹刀をギリギリ超える動作を意識して打ちます。
  • 小さく小手打ち(下から):竹刀の下を通す技術が必要です。
  • 引き小手:鍔迫り合いからの打突を狙います。

上記が要点になりますが、ここから1つ1つさらに詳しく解説させていただきます。

大きく小手打ち

大きく小手打ちについて解説します。
大きく小手打ちでは「重心移動」や「手の内」のタイミングを合わせる為の練習に有効です。

試合ではなかなか使う事が無い技の一つですが、大きく振りかぶる事で相手を「驚かせて」手元を上げさせる方法に使っている選手もいます。
大きく振りかぶり、相手が「驚かなければ」ただの隙になってしまうので注意しましょう。

小手打ちを打たせる時、元立ちは手元の上げ方に注意しましょう。
竹刀を開くのでは無く、手元を上げる事で相手に撃たせましょう。
打立ちは、相手の竹刀の角度に平行になるように竹刀を振る事を意識します。

この時に左手が上がらないように、上からしっかり握って打突力が弱くならないように注意しましょう。
基本の練習なので、まずは体捌きの練習(後打ちを避ける練習)はせずに、真っ直ぐ体当たりする練習をしましょう。

小さく小手打ち【上から小手】

小さく小手打ち【上から小手】は出来るだけ竹刀を振り上げないように意識します。
失敗しがちな考え方として「竹刀を振るという意識をする事」です。
イメージは「相手の竹刀を超えるだけ」です。
相手の竹刀さえ越えることができれば、振りかぶらなくても小手を打つことができます。

試合では、打突する動作と同時に相手も手元を上げるので、無理に振る動作を加えると相手にバレてしまい、避けられます。

基本練習では打突した後はすぐに相手に体当たりします。
実践練習では、打突して捌いてから体当たりします。(打突→相手の後打ちを捌く→体当たり)

小さく強く打つ為に、大きく小手で練習した「重心移動」をしっかり意識しましょう。
後は「強い踏み込み」など、序盤に説明したことを意識して取り組みましょう。

小さく小手打ち【下から小手】

小さく小手打ち【下から小手】打ちは、相手の竹刀の下を通ってから打突します。
竹刀を下に下げすぎると、面に隙ができるので注意しましょう。

自分の剣先が相手の竹刀のツバに当たるように攻めることで、相手から竹刀が見えにくくなり、手元が上がった瞬間を打突することができます。

下から打突する場合は「上から小手」より打突力が下がってしまいます。
上から小手より「重心」「体重」を竹刀に伝えて打つように心がけましょう。

強く打突する為に、ポイントで説明した前に跳ばずに「その場」や「両足踏み込み」をイメージして打突する事で、強い打突になります。

出典:Youtube 西村選手の小手打

引き小手

引き小手は鍔迫り合いからの技になります。
相手に引き面を意識させて手元を上げさせたり、首狩りを使って相手を崩して技を出すことができます。
他にも中間間(ちゅうかんま)を作り出して引き小手を打つ方法など、打ち方は様々です。

「小手の音」「踏み込みの強さ」「下がるスピードの速さ」「キレ」を身につけることでより1本になりやすいわざとなっています。

出典:Youtube 2019年【 – 一本集 – 剣道 – 引小手 – 】見事な一本 – hikikote – high level kendo – ippon

梶谷彪雅おすすめ!東山堂の剣道用面10選とその選び方

【応用編】6種類の小手打ち

さらに応用編の小手打ち6種類も紹介していきます。

  • 面フェイント小手:フェイントを鋭く見せて隙を作る。
  • 押さえ小手:相手の竹刀を押さえた反動で打突します。
  • 回し小手:相手の竹刀を回して隙を作ります。
  • 払い小手:竹刀を払いながら打突する技です。
  • 出鼻小手:面を打とうとする相手の起こりを捉えます。
  • 小手・面から小手:テンポ良く攻撃する3段技です。

以上が要点の整理になります。
ここからさらに1つ1つ詳しくみていきましょう

打ったことが無い技や、日頃練習しない技、今まで知らなかった技があれば練習してみてください。

面小手【面フェイント小手】

面小手【面フェイント小手】は二段技になるので難易度も上がってきます。
面小手のスピードを上げる為に、足の踏み込みの「テンポ」を早くすることを意識します。
手だけで打つとスピードが遅くなります。

面のフェイントの鋭さがポイントになります。
元立ちにフェイントが本当の面打ちに見えるかどうかを、何度も確認しながら練習しましょう。
フェイントが面に見えなければ、ただ入りが大きい小手打ちになるので、相手に隙を見せることになります。

記事の後半にスピードを上げる為の練習方法も記載しているので参考にしてみてください。

相手の竹刀を押さえて小手

押さえて小手打ちは『反射』を使います。
竹刀で中心を取ろうとして、お互い力が入っている場合に有効です。

相手の竹刀を上から押さえることで、相手は中心を取り返そうとします。
相手の竹刀が戻る瞬間を予測して、小手を狙うことで1本になります。

また、押さえた瞬間は相手の面に隙ができるので、そのまま面にフェイントすることで、相手の手元が上がります。
応用編の最初に説明した、「面小手」を更に応用することで、「押さえて面小手」という技になります。少し難易度は上がりますが、挑戦してみてください。

回して小手

回して小手打ちは、自分の剣先で相手の剣先を一周させて小手を打ちます。
回しながら入ると、入りが大きくなってしまい、相手に隙を見せることになるので注意しましょう。

「一挙動で打つテンポ」や「半テンポ」での回して小手など、相手によってタイミングをずらす事ができます。
タイミングをずらす事でのメリットは、小手に対する応じ技を狙っている相手に有効です。

1:15で内村選手が回してコテを決めますが、これは入る前に回して打つタイプの小手打ちです。
タイミングは相手によって色々方法があります。

出典:Youtube 内村良一 【小手 一本集】 (2005~2018)

払い小手

払い小手は自分の竹刀の剣先で相手の竹刀を「裏から」払って小手を打つ技です。
払ってから打つと相手の竹刀は戻ってきてしまい、打突することができません。

ポイントは『払いながら打つこと』です。

しかし、払いながら体を出すので、「出鼻技」や「払いミス」をしないように注意しましょう。相手から狙われるポイントになってしまいます。
払う時に、相手の竹刀の根本に近い方が払う力が伝わります。
なので、間合いを盗む事を意識して練習しましょう。

出鼻小手【面に対して応じ技】

出鼻技「応じ技」の一つの『出鼻小手』について解説します。
相手が面を打突してくる(起こり「瞬間」)に小手を捉えます。

ここで注意して欲しいのが、相手が面に来たのを確認して打つと遅れてしまいます。面にくる瞬間を「予測」して打つことが重要です。
相手の面打ちを見てから応じ技を打つと遅れてしまい、逆に「面」を打たれてしまいます。

ポイントは足捌きでも説明した「前に出ないこと」です。

4;55で下からの出鼻小手を打ちます。他にも出鼻小手のシーンがたくさんあるので研究しててください。
内村選手は大きく分けて2種類の小手打ちをしています。
相手の手元を上げさせて小手を打つ方法と、攻めつつ相手を引き出して小さく小手を打つ方法があります。
この2種類の小手打ちをみると、相手の手元を上げさせるときは大きく前に出ていますが、引き出す時はそれに比べるとあまり前にはでずに打突しています。

ポイントで説明した『前に出ない』と意識する事で、このように小さい動作をすることが可能です。人間は意識通りには体が動かないので、「その場で打つ!」と大袈裟に意識することで、小さく打つことが可能です。

いずれにせよ、相手が来てから出鼻小手を狙うのではなく、相手に打たせるような攻め方をして、予測して狙うことが重要です。

 出典:Youtube 内村良一 【小手 一本集】 (2005~2018)

小手・面から小手【三段技】

最後に三段技の小手・面から小手打ちです。
強い選手になると、2段技に対応してくる選手も出てきます。
2段技まで避けられることを「予測」した上で3段技を練習しておきましょう。

小手を本気で打つことで、相手は手元を警戒して「手元」を上げなくなります。
そこで、「小手から面打ち」が有効になります。

・見切られる場合(小手を打つ→警戒して手元を上げない所を面にいく→面に行く瞬間に避けられる➡︎もう一度小手に変化する)

「テンポ」がとても大事になるので足で「テンポ」を練習して手を合わせていきましょう。

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超実践的な小手打ちの練習方法

最初に大事なポイントを紹介しましたが、最後に練習方法について簡単に説明しておきます。
練習で大事になるのは『元立ち』です。

強く打突する練習をするという事は、相手は小手を打たせる必要があります。
しかし、右手が打突されすぎて痛くなる可能性が大きいです。
その場合は小手サポーターを着用することをおすすめしています。
我慢できる人はいいですが、我慢できるくらいの打突力では効果が薄いです。

サポーターを付けていても、痛いと感じるくらいの打突力になるまで練習をする事で試合でも力強い打突を発揮することができます。

通訳付きではありますが、とてもわかりやすく参考になる剣道指導動画を載せておきます。

出典:Yotube nishimura sensei’s seminar @gsk Kote1

元立ちが意識すること

元立ちが間違った打たせかたをする例の一つとして、竹刀を左に開いて打たせる行為です。
試合で相手が竹刀を横に開いて打たせてくれる事はありません。

元立ちはの打たせ方のポイントは、自分の左面「相手から見て右面」を隠すように手元を上げます。
試合や地稽古の時に、相手の攻めに負けて手元が上がるイメージで打たせます。

結果、どのくらい角度をつけて打突すれば良いのかを学ぶことができます。
下記の画像を参考にしてみてください。試合ではこのように本気で面を避けています。元立ちはこのような場面を想定して打たせましょう。

小手打ちの打たせ方

具体的な練習メニュー【小さく小手・連続】

1本1本丁寧に練習することも大事ですが、かかり稽古のように感覚的に体で覚える練習方法もあります。
一足一刀の間合い「足を継がずに届く間合い」から連続10回〜15回程、小手体当たり➡︎一足一刀の間合いを繰り返します。

出来るだけ発声は繋げて、体当たりした後の構え直しを早くして、次に繋げます。
「小さく・早く・強く」を意識して、隣の人より早く終わらせるように勝負する練習もおすすめです。

具体的な練習メニュー【面フェイント小手・連続】

先ほどは体当たりまで行いましたが、面フェイント小手の場合その場で30回行います。
勿論「踏み込み」「スピード」「テンポ」をイメージして出来るだけ早く終わらせます。
10秒〜15秒を目標に練習してみましょう。

序文に軽く説明しましたが、特に連続で打たれるので怪我には十分注意してください。
責任は持てないのでサポーターをすることをおすすめします。

こちらの動画の14:52あたりでも詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

試合で使える小手打ち講座のまとめ

今回は小手打ちについて解説してきました。
「基本的な小手打ち」から「応用的な小手打ち」まで説明してきましたが、試合でたまたま体が動いたような技もあります。
体が勝手に動く為には相掛かり稽古など、スピード重視の実践的練習がおすすめです。

まずは基本の技や、小手打ちの重要な部分をしっかり体に染み付けてください。
試合で少しでも小手打ちで1本にできるように努力しましょう。

疑問点はコミュニティの方で解説しています。コミュニティは下記から参加できます!

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梶谷彪雅『彪雅シリーズ』竹刀 まとめ【明治大学・九州学院・高森】

 

剣道で重心移動を極める!打突力が劇的に変わる方法とは?

まとめ:小手打ちを習得して剣道をさらに極めよう

小手打ちは剣道の基本技として最も重要な技術の一つです。この技を極めることで、試合での勝率を大幅に向上させるだけでなく、他の技への応用も可能になります。

この記事で解説したポイントを振り返り、以下に概要、メリット、デメリットを箇条書きで整理しました。

概要

  • 小手打ちとは:剣道の構えた状態で最も近い打突部位を狙う技で、速さと正確さが求められます。
  • 重要性:試合で多用される技であり、他の技(面、胴、突き)への応用が効きます。
  • 習得のための基本:「小さく・強く・速く」を意識し、重心移動や足捌きを正確に行うことがポイントです。

メリット

  • 試合での勝率向上:小手打ちをマスターすることで、攻撃の選択肢が増え、心理的な優位性を得られます。
  • 応用力の向上:小手打ちを起点に、面や胴への連続技がスムーズに展開できます。
  • 守りの強化:相手から小手打ちを受けた際にも、技術を知っていることで対応力が上がります。

デメリット

  • 習得に時間がかかる:正確な打突や捌き、重心移動を身につけるには反復練習が必要です。
  • 誤ったフォームのリスク:正しい技術を習得しないと、後打ちを受けやすくなったり、一本にならない可能性があります。
  • 初めは成功率が低い:出鼻小手などの応用技は、相手の動きを予測する必要があり、慣れるまで失敗が続くこともあります。

小手打ちは一朝一夕で習得できる技ではありませんが、基礎からしっかり取り組むことで、試合での活躍が期待できます。この記事で解説したポイントを意識しながら、練習を積み重ねてください。

次のステップ:小手打ちに関連する技術を深めたい方は、出鼻小手や応用技にチャレンジしてみてください。また、自分の打突を動画で撮影し、フォームやタイミングをチェックすることも効果的です。

さらに詳しい解説や練習方法については、梶谷彪雅のオンライン講座やブログ記事をぜひご覧ください。

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また、講演会などを通じて、地域の剣道活動や支援にも取り組んでいます。

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これからも、より良い配信を行えるように頑張りますので、引き続き応援していただけると嬉しいです。

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