
今回は、「連続技のコツを完全解説!松尾選手のスピードと理論を学ぶ」というテーマでお話したいと思います。
今回の記事は、松尾選手の「小手面」に学ぶ連続技のコツを徹底解説。体の使い方や練習方法を知り、連続技を試合で活かすための秘訣をご紹介します。
こんにちは、世界中で剣道を広めることを目指している剣道家、梶谷彪雅です!剣道の魅力をYouTubeで発信したり、講演会を開いたり、指導にも力を入れています。
今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#剣道世界普及を目指す梶谷彪雅の雑談ラジオ」で2024年10月24日にお話しした内容から、編集して紹介させていただきます。
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本日のテーマは連続技!松尾選手との対談から学んだ「連続技の秘密」
先日、松尾選手と稽古をさせていただく機会がありました。
そこでYouTubeの撮影も行ったのですが、松尾選手の得意技や技の組み立て方について深く掘り下げる話ができました。
そこで驚いたのが、松尾選手の得意技は小手面だったということ。
小手面が得意って、ちょっと珍しいですよね?
今日は、この連続技に関して、僕自身の考えも含めて解説していきます!
連続技があまり得意ではない?
まず正直に言いますと、僕は連続技があまり得意ではないんです。
たとえば「小手から面」とか、「面フェイント小手から面」といった技は、あまり積極的には狙いません。
どちらかと言うと、昔から「一発で決める!」というスタイルが中心でした。
高校時代も連続技を狙うことは少なかった気がします。
とはいえ、もちろん練習はしていました。
でも、試合で意図的に「連続技を決めてやる!」と思ったことはあまりないんです。
練習をしていたからこそ、いざという時には使えるんですよね。
たとえば、面フェイントをかけて「面」を打とうとしたら、相手に竹刀を抑えられた。
そんな時、「あ、抑えられたな」と思った瞬間に、裏面に変えて打つ。
こういった感覚で、体が勝手に動くことってありますよね。
試合で使える連続技
こういう風に、連続技は感覚ベースで使えるものなんです。
でも、意図的に狙うのは難しいと思っています。
なぜなら、相手の動きによっては一瞬の迷いが生じてしまうからです。
その結果、連続技を決めるのが難しくなります。
だからこそ、普段の練習が重要なんです!
連続技を打つためには、日々の練習で体に覚え込ませることが必要不可欠です。
練習不足だと、試合でも「ここだ!」という瞬間が見えてこないんですよ。
松尾選手の連続技の秘密
この前、松尾選手に「どんな理論でやっているんですか?」と聞いたところ、彼は小手面が得意ということで驚きました。
松尾選手の技の組み立て方は独特で、小手も面も同時に狙っていくのがポイントです。
単に「小手面」と言っても、松尾選手は手元を警戒させておいて、その後に面を打つという巧妙な組み立てをしています。
実際に打ってもらった時、「うわっ!」と思ったのが、そのスピードです。
小手から面への移行がとにかく速い!
自分でもやってみたんですが、どうしても体が浮いてしまってスピードが落ちるんです。
映像を見てみると、スピード自体は遅くないんですが、体が浮くせいでキレがなくなってしまうんです。
そこで、まず大事なのは「体が浮かないこと」です。
小手から面に行く際、体が浮くと重心が沈んでしまい、どうしても動きが遅くなります。
浮かない連続技のコツ
ここでのポイントは、遠くに飛ぼうとしないこと。
飛び込む時は斜め下に飛ぶ感覚で打つのが重要です。これは、普通の飛び込み面と同じです。
さらに、小手から面に移る時には、重心を下げすぎないこと。
重心を下げすぎると、次に面に行く時に体が上に浮いてしまいます。
他の技、たとえば「面から小手」に行く時は、面で浮いた後に重心を下げれば良いの、「小手から面」のように下から上に行く技では特に注意が必要です。
三段技になるとまた異なりますが、連続技を打つ際には体のバランスが鍵です。
練習でリスクを抑えつつ連続技を決める
松尾選手との対話や実践を通して感じたのは、連続技はリスクを低く抑えながら打つことができるという点です。
一発で決める技よりも、相手に隙を与えず確実に打つための技術が必要ですが、それを実現するには練習が欠かせません。
ただし、注意が必要なのは、出鼻技やストレート技を得意とする相手には、連続技は危険な場合があるということです。
相手の動きに応じた対応が求められる場面も多いので、技の選択は慎重に行ってください。
最後に
声だけでは伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、松尾選手の技術が詰まったYouTube動画もぜひご覧ください。
連続技をマスターして、試合で効果的に活用できるように、今日も一生懸命稽古を頑張りましょう!
まとめ:連続技の習得で試合の勝利を掴む
松尾選手との対談を通じて、連続技の重要性とその実践方法について深く学ぶことができました。
連続技は試合で有利に働く一方で、正しい技術と練習が不可欠です。
以下に、連続技のメリットとデメリットを整理し、読者の皆さんが連続技を使いこなすためのポイントをまとめました。
連続技のメリット
- 相手に隙を与えない攻撃が可能 — 連続技は一発技よりもリスクを低減し、相手に防御の余裕を与えません。
- 体力消耗を抑えつつ攻撃を続けられる — 流れるような連続技で無駄な動きを省き、試合中の体力を温存できます。
- 試合の主導権を握れる — 連続攻撃で相手を追い込み、自分のペースで試合を進めやすくなります。
連続技のデメリット
- 練習が不足すると使いこなせない — 技術的な習得には時間がかかり、しっかりと体に覚えさせる必要があります。
- 相手の動きを読む力が必要 — 相手の反応に合わせた素早い判断が求められ、試合中に迷うと逆効果になることもあります。
- 出鼻技を得意とする相手には危険 — 連続技を狙いすぎると、逆に相手の反撃を受けやすくなる可能性があります。
連続技は、ただ打つだけでなく、正しい体の使い方や相手との駆け引きをしっかりと意識して使う必要があります。**練習を積み重ねることで、体が自然と動き、試合で有利に働く**技術を身につけましょう。
松尾選手のように、技のスピードや組み立てを工夫することで、連続技の効果をさらに高めることができます。
ぜひ、今回の記事を参考にして、日々の稽古に連続技の練習を取り入れてみてください。
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