こんにちは、世界中で剣道を広めることを目指している剣道家、梶谷彪雅です!
剣道の魅力をYouTubeで発信したり、講演会を開いたり、指導にも力を入れています。
今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#剣道世界普及を目指す梶谷彪雅の雑談ラジオ」で2022年12月29日にお話しした内容から、編集して紹介させていただきます。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
梶谷彪雅が教える!緊張を乗り越える方法
今回は、『緊張を乗り越える方法』というテーマでお話したいと思います。
スポーツや競技に取り組んでいる方(特に剣道を始めとする武道や他の競技に熱心な方々)、指導者や現役選手、そして自己改善や成長に興味がある方に読んでもらいたいお話です。
よく受ける質問「試合で緊張しないんですか?」について
僕が剣道家として活動する中で、「試合で緊張しないんですか?」、「どうやったら緊張せずに勝つことができますか?」など、試合に関する質問をよく受けることがあります。
相手の特徴と自分の特徴を理解する重要性
勝利をつかむためには、相手の特徴や自分の特徴を理解することが非常に重要です。
特徴を把握していない状態で試合をすると、なかなか勝利につなげることが難しいでしょう。
例えば、面を打ったら抜き胴を打たれてしまうという情報があるから面が怖いわけです。
小手を打った時に小手返し面を打たれるかもしれない、負けるかもしれない、そんな不安があるからこそ、思い切った小手技ができなくなります。
逆に言えば、中途半端な技になってしまって打たれたり、中途半端な面打ちになってしまって胴を抜かれたりといった失敗につながります。
まずは、その中途半端な技をやめることが大前提で、思い切った技を出してみて欲しいのです。
そして、打たれても大丈夫!
失敗してもいいんです。
その失敗を忘れずに、次に活かすことが大切です。
思い切った技を出すことの重要性
本気で小手打ちに行って、本気の小手返し面を食らった場合、あの場面で小手返し面を打たれるから小手を打たない方がいいと理解できます。
また、この場面で面を打ってしまうと打たれてしまうといった情報を手に入れることができます。
しかし、中途半端な面打ちをしてしまったら、「中途半端な面打ちが原因で相手が抜き胴や返し胴を打ったかもしれない」という曖昧な情報になってしまいます。
試合当日、中途半端な面打ちや小手打ちで返されるのであれば、そもそも中途半端な技を出さなければいいだけの話です。
本気の技を出した時にも返されるようでは意味がありません。
だからこそ、練習試合や本番の試合で、全力で技を出すことが非常に大事です。
そこからがスタート地点です。
本気で打って相手から技を返されて、「あ、この場面やこのタイミングで打ったらダメ」という学びを得てからがスタートなのです。
だから、「どうやったら試合で決まるような技が打てますか?」という質問に対して、私から具体的にアドバイスするのは難しいです。
皆さんには、できるだけ勉強をしてもらいたいし、たくさん失敗して欲しいと思っています。
失敗から学び、試合感覚を身につけて、試合に通用する選手になる
失敗をたくさんして頭にいっぱい知識をつけ、「ここはダメだ」「ここは良い」といった情報があればあるほど、試合に通用する選手になっていきます。
小学校や中学校で練習試合をたくさんしている人は、試合感覚がついていて、非常に強い選手になります。
試合感覚がついている選手は、「この場面で小手を打つと負けてしまう」などのタイミングを理解しているため、対戦相手も打ちにくいタイミングに打ってきます。
これが、「打ちにくいタイミングに打ってくる、タイミングが合わない選手にはどうしたらいいか?」という疑問に繋がります。
高齢者でも強い先生がいるのは、強い先生は「この場面ではこうする」といった感覚が非常に研ぎ澄まされているからです。
強い先生は「このタイミングで小手を抑えれば大丈夫」といったことを熟知しています。
全力で打って負けることで情報を得ることは大事ですが、次は情報を使ってどんな努力が必要かを考えることが大事です。
次は「タイミングを身につけるか?」、「スピードを調整するか?」、「下半身を強化するか?」というように情報をどのように力に変えるか、を考えることが大事です。
日々学び続けることが重要です。
日々の成長と課題点の修正
高校や大学を卒業しても、大人になっても、新たな課題点が出てきます。
試合を通じて自分の弱点を理解し、それを改善することで、成長を続けることが大切です。
どんどん情報を修正し、自分をより良くしていくことを心がけましょう。
最速で成功するためには、最速で失敗することが重要です。
イチロー選手の挑戦的な練習法
例えば、イチロー選手のように、緊張しない方法を練習することも大切です。
9回の裏、二三塁でツーアウトのような場面で緊張しないほうが難しいですが、1回の裏で同じ状況を想定し、練習することで対処できるようになります。
1回の裏で10点差がある場合でも、同点の場合を想定してバッターボックスに入ることで、緊張に対処する力を養えます。
これにより、試合で本番の緊張感に慣れ、プレッシャーに対処できる選手になることができます。
打てる球に手を出さず、打てない球に挑戦することで、新たな情報や知識を得ることができます。
これを剣道に置き換えると、チームが勝っている状態で、あえて苦手な技を試みることで、自分を成長させることができます。
得意な技だけでなく、苦手な技にも挑戦して、情報や知識を取りに行くことが重要です。
勝負を通じて、自分の弱点を理解し、改善することができます。
剣道や他のスポーツを淡々と続けるのではなく、常に情報を取りに行く意識を持って取り組むことが大切です。
指導者や現役選手も、この意識を持って取り組んでください。
最速で成功するためには、最速で失敗しろという考え方が大切です。
日々の成長や課題点の修正、緊張に対処する練習、そして勝負を通じて情報を取りに行く意識を持つことが、自分自身を成長させるための鍵となります。
勉強熱心な皆さんには、これらのポイントを意識して、良い一日をお過ごしいただければと思います。
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